生活に密着してるグローバルipアドレスの固定
21世紀の現在、インターネットがなくては生活ができません。
幼稚園児からご年配の方まで、何らかの形でネットワークにお世話になっています。
中には、「パソコンを触らないからインターネットは関係がない」という方もいらっしゃるでしょう。
でも知らないだけで、実は生活の深いところで関わっています。
例えばコンビニでは、店にもよりますがインターネットを利用して商品を発注しています。
コンビニだけでなく、今はどこの店でもインターネットを通じて商品の受発注を行っています。
車を運転しているのならば、高速道路の渋滞情報や到達予測時間にもお世話になっているでしょう。
これらの情報も、ネットワークがあってこそです。
またチェーン店のポイントカードがあれば、日本全国にある同じチェーン店でポイントカードが使えるようになっています。
例えば北海道で作ったポイントカードでも、同じチェーン店であれば沖縄でも使えます。
1枚のポイントカードが日本全国で使えるのも、ネットワーク技術の賜物です。
ネットワークに繋がっている機器は例外なく、ipアドレスが割り振られています。
ipアドレスには、「グローバルipアドレス」と「プライベートipアドレス」の2種類に分けられます。
プライベートipアドレスとは、LANなどで繋がっている機器に割り振られているipアドレスのことです。
家庭で複数のパソコンやスマホを利用しているのならば、プライベートipアドレスが設定されているはずです。
しかしさすがにプライベートipアドレスだけでは、世界中のインターネットに繋げることはできません。
そこでルーターにグローバルipアドレスを割り振り、世界中のネットワークに繋げます。
しかしグローバルipアドレスは常に同じではなく、インターネットに繋げるたびに変化します。
ipアドレスは不足しているので、誰かが独り占めすることはできません。
グローバルipアドレスが毎日変化してしまうと、困ったことになります。
ipアドレスが毎日変わってしまうと、店は商品の発注ができなくなります。
渋滞情報の提供も難しくなり、高速道路は大混乱です。
ポイントカードも使えなくなります。
そこで、グローバルipアドレスが変化しないように固定するシステムの出番です。
ずばり「固定ipアドレス」です。
でもコンビニを実際に運営している方は、ごく一部の方でしょう。
高速道路を毎日利用しているという人は多いと思いますが、管理に携わっているという方はごく一部の人だけです。
そもそもインターネットを単純に閲覧するだけならば、グローバルipアドレスを固定する必要はありません。
プロバイダに申し込み、手続をするだけで十分です。
しかしグローバルipアドレスの固定は、誰しもが深く関係することです。
企業は言うに及ばず、一般家庭でも需要は高まっています。
例えばウェブカメラです。
グローバルipアドレスを固定した上でウェブカメラを設置すれば、スマホなどから家の様子を見ることができます。
店にウェブカメラを設置したら、防犯カメラがわりにもなります。
またホームページを立ち上げるにも、固定ipアドレスは必要です。
レンタルサーバーを使う手もありますが、効率を考えればipアドレスを固定した方が良いです。
さらに出かけ先から会社や自宅のパソコンにアクセスをするのならば、グローバルipアドレスの固定は絶対条件です。
中にはホームページを作る気はなく、SNSの情報発信だけで良いという考えもあるでしょう。
ウェブカメラの設置に対しても、必要性を感じていないかもしれません。
ipアドレスの固定は、自分には関係がないとおもうのも当然です。
ただ例え1ミリも固定ipアドレスと関係がなかったとしても、対戦型ネットワークゲームやオンライン証券・仮想通貨の取引をしているのならば、ipアドレスは固定した方がいいです。
”絶対に”固定しなければならないという訳ではありませんが、導入した方がセキュリティは安全です。
ホームページを作るか作らないかは、個人の自由です。
でもセキュリティに関しては、妥協は許されません。
グローバルipアドレスを固定するには、固定ipアドレスを取り扱っているプロバイダに申し込みます。
申込み方法はプロバイダにもよりますが、手っ取り早い方法はホームページからの申し込みです。
365日24時間受け付けているので、普段仕事などで忙しい人でも問題ありません。
設定が少し面倒ではありますが、プロバイダのサポートを受ければ大丈夫でしょう。
例えパソコンの「パ」の字も知らない人でも、丁寧に教えてくれます。
なお料金はプロバイダやプランにもよりますが、安い価格で利用できるようになっています。
グローバルipアドレスを固定している所は、企業だけでなく個人でも取り入れている人は増えています。
インターネット利用の幅を広げたいのならば、グローバルipアドレスの固定を検討してみてはいかがでしょうか。